家族信託手続きの完了までの流れと費用

家族信託を行うには、どのような流れで最終的にはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか。

〇家族信託の手続き
家族信託の手続きの流れは、次のようになります。

・内容を話し合って家族間での同意を得る
・話し合って決めた内容を契約書に盛り込み契約書の作成を行う
・作成した書類を公正証書にする
・財産の名義を親から子へ移す
・財産管理のための専用口座を作る

〇家族信託の費用
家族信託の費用は、専門家に依頼する場合には、おおよそ50～100万円かかるといわれています。必須の費用としては、公正証書を作成するのに10～20万円、信託財産に不動産が含まれている場合には、不動産価格の1000分の4を登録免許税として納めなければなりません。
このほか、家族信託を専門家に依頼するためのコンサルティング料として別途かかる場合がありますので、おおよそ50～100万円が家族信託全体でかかる費用となります。家族信託は大きなお金がかかるということは大きなデメリットではありますが、その分認知症になった際の財産の管理・運用・処分などに大きな役割を果たしますので、ぜひご活用ください。

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