遺贈と贈与の違いとは

相続の際によく出てくる言葉として、「遺贈」と「贈与」があります。この2つはいずれも相続において活用されるものの1つですが、似ている言葉でも内容は異なります。今回は遺贈と贈与の違いについて解説していきます。

〇遺贈とは
遺贈とは、遺言書によって自らの財産を親族などに渡すことを言います。この遺贈においては、遺言書に意思をまとめておけば法定相続人でなくても介護を手伝ってくれたご子息の配偶者なども指定することが可能です。

遺贈においては、財産を受け取る側の意思は関係なく、亡くなることによって贈与を行うということで「遺贈」という名前がついています。

〇贈与とは
贈与とは、生前対策でよく用いられる手法ですが、あげる側ともらう側の意思が一致して財産を無償で引き渡すことを言います。

そのため、遺贈との違いは、もらう側の意思も一致してこそ成立する「契約」のようなイメージであることです。

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